ランドセル状態について

赤いランドセルを片手に来店した当時中学2年生の女の子から、「このランドセルを使えるものに作り替えてほしい！」という依頼を受けました。
そのランドセルをお財布とキーホルダー4点にリメイクさせて頂いたところ、「やっとこれでお婆ちゃんに還せる！」と声を上げて喜んでくれました。
話を聞くと、小学生入学に合わせお婆ちゃんにランドセルを買ってもらって、6年間大事にしていたようです。
お婆ちゃんの事が大好きで、卒業できた恩返しにランドセルを使ったキーホルダーをプレゼントしたかった、との事でした。
無事にお婆ちゃんの手元に届いたキーホルダーは「何よりも宝物！」と嬉しそうにバッグにつけられたようです。
そのストーリーを目の当たりにし、ランドセルだからこそできる「感謝する人との繋がり」を築くことが我々職人の使命だと感じました」